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知識が有ると見えてくるもの、
知識が無いと見えないもの。
逆に言えば
知識が有る事で見えなくなってしまったもの。
※という事で以下解説タイム〜!パフパフ!
あなたには1コマ目の動物が何に見えたでしょうか?
Twitterで「オオカミがいなくなった日」って言っちゃったから、オオカミに見えた人も多くいるんではないでしょうか。
実際のニホンオオカミは、タイリクオオカミの小型亜種と言われております。なので私が描いた真っ白な容姿はしておりません。
2コマ目のチビ助は久保隆俊(ちゐ父)の幼少期の頃です。
オオカミの隣にお花(一応山紫陽花だった)を少し咲かせたので、ちゐこ達が火鉢を囲っており、時間軸が違う事が気付いたらなと思っておりました。
まぁ時間軸が同じだとしてもお話としては誤差無いと思ったのでなんでも良いのですが。
久保は少しだけ民俗学について知識を持ち合わせており、護符にオオカミを描く神社についても知ってますし、その護符を見た事があり、ちゐこ達にそのお話をしてくれます。
ですが、この時代は写真が身近になかった為、実際のオオカミの写真や姿形を見た事も知る術もありませんでした。
今回、久保は護符の絵を参考にし(なぜか狼の護符全て垂れ耳で描かれてます)、アレはオオカミではなく、野犬だと判断しましたが、
オオカミの護符も、何も知らない人が祠の近くでウロついていた大きいケモノを見た時に、どういう風に感じるのでしょう。
という事で、最後のオチの台詞はどちらにも取れる皮肉でした。
今回、私の理想とした漫画をほぼ形に出来たのでとても満足しています。強いて言えば、描き込み過ぎてごちゃごちゃしてるので、もうちょっと大きく描いてゆとりとページ数がある漫画が描けたらと思う。多分2ページくらいが今の限界なんだろうなと思うけど。
とりあえず頑張ったので、私は一月中はお絵描きせずに本を読むよ。積み本だらけなのいい加減にやめたい。